浅草の旨いもの

独断と偏見で浅草の旨いもの、素敵なお店を紹介します。
PART.8


雷門通り「やっこ」
うな重

今年の土用の鰻は7月27日。夏バテ防止にはやはり鰻だ。国際通りと雷門通りの交差点近くにある鰻屋・やっこは、店内の調度品もシックな素敵な店だ。鰻はあくまで柔らかく、丁寧な味わいだ。また、この店は全国の有名鰻店100店と雑誌も出している。季刊「うなぎ100選」はカウンターにあるのでぜひ読んでみて欲しい。鰻に関する有名人のエッセイや、全国のお店の紹介など、鰻通になることうけあいだ。うな重は梅1500円、桜2400円、桐3200円。(S)

仲見世通り裏「梅園」
豆かんと小倉白玉

仲見世通り裏の梅園は、店内で食べるときは先に食券を買うのがお約束だ。店頭のウィンドウであらかじめよーく決めておこう。豆かんは少々大きめの寒天の上に、たっぷりの豆が甘い黒蜜に絡まってとてもおいしい一品だ。小倉白玉は小倉あんの味が楽しめる上に、付け合わせのかき氷をあんの皿に移していただくとまたおいしい。豆かん550円、小倉白玉600円。(M)

新仲見世通りの「舟和」
持ち帰り用あんみつ

舟和の店頭で売っている持ち帰り用のあんみつは、白蜜と黒蜜のどちらかを選べる。二階の喫茶室で食べるあんみつは黒蜜なので、白蜜をお好みの人は持ち帰りにしてみよう。黒蜜に比べてさっぱりとした甘さが、夏場には丁度いいかもしれない。小倉あんみつもあんみつもそれぞれ1個350円。(M)

たぬき通り「ぱいち」
カニコロッケ、チキンカツ、ハムサラダ

ぱいちの人気メニューのひとつ、カニコロッケはほぐしたカニ肉がとってもおいしいクリームコロッケだ。2個それぞれにケチャップとタルタルソースがかかっている。2つの味が楽しめて大満足。チキンカツは、カラリと揚がってボリュームもたっぷりだ。また、ハムサラダハムは食事の付け合わせだけでなく、ビールのお供としてもぴったりだ。お試しあれ! カニコロッケ1000円、チキンカツ1000円、ライスは200円。ハムサラダ1000円。(M)

西浅草の「飯田屋」
柳川、どぜう汁、卵焼き

どじょうみたいにクセのある魚はちょっと・・という人にお薦めなのが「柳川」。卵でとじてあり、ゴボウがどじょうのくさみを消して抵抗なくいただける。うまさの秘訣は少々甘めのだし汁、鼻と胃袋を満足させてくれる。一杯やりたい人は鍋で注文すると良い。卵焼きは味がしっかりしていてとても美味なのでお薦め。飯田屋のおばちゃんによれば、作家・柴田練三郎はこの卵焼きが大好きだったということだ。言われて納得。「柳川」1400円、「どぜう汁」300円、「卵焼き」600円(M)



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