入谷鬼母神から鷲神社へ散歩
1999.02.28

オソレイリヤ ノ キシモジン


  

 地下鉄の駅を出て、昭和通りと言問通りの交差点でまず見つけたのが「入谷朝顔発祥之地」の碑であった。そう、ここが初夏に催される朝顔市で有名な入谷なのです。

 さて、鬼子母神として有名な真源寺をお参りしてきました。右の写真は福禄寿さん。

 鬼子母神とは、インド仏教上の女神のひとりであり、性質凶暴で子供を奪い取っては食べてしまう悪神だったそうです。そこでお釈迦さまが鬼子母神の末子を隠して、子を失う悲しみを実感させて改心させたのだとか。以後、小児の神として児女を善神として安産子育ての守護神として信仰されるようになったようです。

 そこで、一番上の写真を見て下さい。鬼の字の一画目の”ノ”がありません。善神になったのだからと、ツノを取ったということです。


入谷から千束の方へむかってゆくと、古めかしい酒屋さんがあります。このお店って、もしかしたら懐かしの角川映画「ねらわれた学園」で高柳良一の家としてロケされたもの? 似てるなぁ、と思いつつ大正小学校の前を抜けて行くと国際通りにぶつかります。


 

年末の酉の市で有名な鷲神社です。


 

 鷲神社には樋口一葉の碑があります。右が「樋口一葉玉梓乃碑」。左が「樋口一葉文学碑」。

 このあたりの竜泉で生まれた樋口一葉は「たけくらべ」などで有名です。「樋口一葉文学碑」には木村荘八の絵が添えられ、「たけくらべ」の一節が記されています。「ガラスの仮面の・・・」といったほうが今は分かり易いのかなぁ。

 入谷から千束に抜ければ、もう浅草。途中には吉原があります。どこも派手派手ネオンの店ばかり。


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