邦画惹句の記録

96年9月28日



「緋牡丹博徒 お竜参上」
東映作品 監督:加藤泰 主演:藤純子

見せぬ刺青緋牡丹を
それほど見たいか
見せてもいいが 見たら
お命いただきますよ


つろうござんす浮世のしがらみ
純子は何にも言いません
文太も何にも言えません
ここで別れりゃ二度とは会えぬ
熱いものがこみあげる
だが美しい−
無言で見せて
無言で演じたラブシーン


「男はつらいよ フーテンの寅」
松竹作品 監督:森崎東 主演:渥美清

さあてお立ち合い!
春だねぇと、お立ち合い!
この寅さんに縁談が舞い込んだ!
帝釈天のご利益と
ガマの油の効き目だねぇ!
お立ち合い!


「沓掛時次郎 遊侠一匹」
東映作品 監督:加藤泰 主演:中村錦之助

また一人、長脇差の下!
名もねえ三ン下、斬ってはみたが
親はあるのか子はいたか・・・・・・・・


「女賭博師みだれ壺」
大映作品 監督:田中重雄 主演:江波杏子

左にズラリ女衆!
右にひかえる男衆!
いのちをかけた百番勝負!
天に向うか昇り龍!


「無頼 人斬り五郎」
日活作品 監督:小沢啓一 主演:渡哲也

『裏門仮釈』
且つて映画化できなかった
やくざの臓腑をえぐるこの一言!
無頼シリーズがついに描き出した
実話の迫力!


「必殺 THE HISSATSU」
松竹作品 監督:貞永方久 主演:藤田まこと

木の葉沈んで
石こが浮かぶ
この世に恨みが数々ござる
人のお命頂くからは
いずれ私も地獄道・・・・・・

「夢」か「めまい」か、
江戸の殺しはファッショナブル


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